着物を捨てるが当たり前?

■桐簞笥の中身には着物がたくさん!

70代以上の女性が住むお宅に良くあるアイテムと言えば、

「着物!!」娘に買ってあげたけど、実家に置いたままなのよ。

買値が100万円を超えてるから捨てるわけには行かない!

 

そんな思いで家に残した着物が、世代交代とともに

捨てられてるのをご存知でしょうか。娘からしてみれば、不用品そのもの。

今着物が大量に溢れてきてます。

 

なのに、リサイクルショップに持ち込んで、着物が高く売れたなんて話しも

聞いたことがほとんど聞かない。

次に売れる値段が買値の基準になるのだから、当然の結果だ。

買取ったリサイクルショップのスタッフの正直な気持ちは

どこに売ったらいいのかな〜

古物市場に持ち込んでも断られるか、全部で1000円なんてこともある。

 

買取った側も数ヶ月後のブランドオークションが行う着物の会に向けて保管しておく。

出品受付期間を忘れてしまい、半年後に売ろうなんてことも・・

 

 

 

 

 

 

 

 

■実は・・・着物オークションあります。

京都や東京には着物や骨董品、絵画など古美術のオークションが多数ある。

世界が深く、10年やってもまだ新入り扱いされる。

 

着物を売るには、古裂や古布という名がつく業界の古物市場が調べてみると

ヒントになる。今まで着物の価値をどんだけ安く見積もってきたのかと衝撃を受けるはず・・

ネット上に、着物が高い古物市場はほとんど見つからない。そんなクローズドな世界に

賛否は分かれるが、信用を大事にする習わしだ。急に一見さんで大手になれるほど甘くもない。

 

狭い世界で紹介がないと入会すら出来ないかも知れないが

当たってみる価値は必ずある。

本当に価値がある着物が捨てられる現状を見て、筆をとった。