エルメスのバーキンと聞いてその名前を知らない人はいてないのではないでしょうか？
エルメスのバーキンの買取ができることはブランドを扱うバイヤーにとって
ひとつのハードルであり、基準でもあります。

エルメスのバッグの買取の査定ポイントについてですが
エルメスのバッグは他のブランドと違い、評価が複雑なものになります。

年代、カラー、素材、状態とエルメスのバッグを査定するにおいて、
知っておくべきことはたくさんあり、「エルメスのバーキンを買取る！」ためには
まずエルメスの素材について知る必要がありますので

本日はかんたんにエルメスの素材についてご紹介させていただきます。

エルメス素材一覧（牛革編）

型押し系　6種類

トゴ　登場年1997年　
程よい軟らかさと程よい目の大きさが特徴で発色がよく人気素材
（ﾄﾘﾖﾝｸﾚﾏﾝｽより目が細かく硬め）
血筋と呼ばれる線がたてにあり、血筋の位置が目立たない場所、もしくは無いものが一般ユーザーに人気
血筋のないトゴを探す購入者もいてるほど

トリヨンクレマンス
見た目はトゴに似ているが硬さと目の大きさが異なる。
くったりとした軟らかい質感で傷もつきにくいのが特徴で人気素材のひとつ

フィヨルド
硬さはトゴとトリヨンのあいだ。
ほどよいやわらさとマット感が特徴。
牛革の中では耐水性に優れる為、ガーデンパーティなどのカジュアルバッグにも使われている。

ネゴンダ　登場年2007年
自然な型押しでガーデンパーティに主に使われている。
トゴの硬さで、トリヨンの目のサイズ

ヴォーエプソン　登場年2003年
固めで目が細かいのが特徴。光沢もあり、発色がきれいなため、エルメスの鮮やかカラーと相性がいい。
型崩れしにくく傷もつきにくいが、角スレなどは目立つ。

ヴァッシュトレッキング 登場年2009年
限られたカラーのみで使われている素材、プレス加工を施した細かな型押し

スムース系　7種類

ヴォースイフト　登場年2006年
スムースな素材でほどよい柔らかさが特徴
発色に優れているが傷はつきやすい。ボックスカーフを柔らかくした感じ）

ヴァッシュ
スムースな素材で、ブラック・ナチュラルのみ展開
表面加工を施さないヌメ革のため、傷がつきやすい。　

ヴォーバレニア
スムースな素材でマットな質感。
ゴムのような弾力もありヌメ革のためキズはつきやすい。

ボックスカーフ
スムースな素材で、コードバンに似ている。
ツヤ加工を施した光沢のある素材。

ヴォーシャーモニー
スムースな素材でボックスカーフと同等の硬さ。
肌のようにしっとりとしておりボックスカーフをマットにしたような質感

ヴォーデルマ　登場年2004年
スムースな素材でキャラバンのみで使われている
革の薄さと共にくったりとした軟らかさとスムースな質感が特徴　

ヴォーエヴァーカーフ
スムースな素材でくったりとした柔らかさとマットな質感が特徴

【ｳﾞｫｰ】→雄　満1歳までの仔牛
【ｳﾞｧｯｼｭ】→雌牛（ｳﾞｧｼｪｯﾄは女性形）

まずは素材にふれて、覚えていくと真贋にも役立ちます。